2009年7月10日「しんぶん赤旗」6面掲載の「奮戦/衆院比例候補」を転載します。


北関東ブロック塩川てつやさん(現)/ムダな水路建設中止を


 多彩な活躍で切実な要求実現に尽力してきました。塩川てつや衆院議員(衆院北関東比例候補)は、いま週末は地元で活動し、平日は国会審議の合間を縫って激戦の東京都議選で党候補の応接に入る毎日です。

献金など指摘

 7月5日には栃木県茂木町で、那珂川漁協の遠藤鋲郎(ひでお)組合長と懇談しました。

 霞ケ浦と那珂川を地下水路で結ぶ霞ケ浦導水事業は、那珂川の豊かな漁場を壊し、目的とする霞ケ浦の水質浄化にも役立たないと指摘される、ムダな公共事業の典型。流域の全漁協が反対で一致し、工事差し止めを求めて国を訴えています。

 「那珂川はアユの漁獲高日本一。人工堰(ぜき)がない手付かずの清流です。国に何かしてほしいわけじゃない。何もせず、このまま残してほしい。それだけです」(遠藤組合長)

 国会で、受注企業の自民党への献金や、国交省からの天下りを指摘し、ムダな工事は中止をと追及。海に下る仔魚(しぎょ)か61億匹に上るという数字を国交省に出させました。

 「61億匹という数字をよく引き出して下さいました」と、遠藤会長。塩川さんは、「みなさんの頑張りが世論を変化させてきました。もうひと頑張り広げ、ストップさせましょう」と応えました。

 コンビニ本部が加盟店に、賞味期限前の弁当などの値下げ販売を制限してもうけをあげている問題を国会で初めて追及。6月に公正取引委員会がセブンイレブンに出した、独占禁止法違反の排除命令につながりました。

会社に直談判

 前橋市のコンビニ店オーナー、永尾潤さんは、「塩川さんが取り上げてくれてとてもうれしい。この問題を追及できるのは、企業献金を受け取らない共産党が一番ですね」と期待を寄せます。

 いすゞ、ホンダ、日立建機などの「派遣・期間工切り」に対し、無責任な首切りはやめよと会社に直談判してきた塩川さん。いすゞ、日立建機に期間工の解雇を撤回させた労働者などのたたかいと連帯して奮闘してきました。

 「国民のたたかいが広がっています。政治の流れを変える原動力となる共産党を伸ばし、国民が期待する政治に転換したい」