東京・新宿駅前/憲法共同センターの憲法9条宣伝行動で訴え

 新宿駅西口で、憲法共同センターの憲法9条宣伝行動。3000万人署名への協力を訴えました。

 自民党総裁選で、安倍首相は憲法に自衛隊を書き込むことを主張、石破氏は災害時に対応できるように緊急事態条項を憲法に盛り込むことを掲げました。

 憲法に自衛隊を明記することは、9条2項の規定をないがしろにして、自衛隊の海外での武力行使への歯止めを取り払うことにつながります。

 緊急事態には国の権限を強めることが必要だと言いますが、災害時に必要なことは、現場の権限を強めること、被災者に一番近い自治体の権限を強化することです。有事を口実に基本的人権を侵害することは認められません。


「しんぶん赤旗」9月11日付・5面より

平和守り続ける/東京・新宿/憲法共同センター「9の日」宣伝

 全労連や新日本婦人の会などでつくる「憲法共同センター」は10日、東京都新宿区で憲法を守り生かそうと呼びかける宣伝を行いました。参加者は、安倍首相による秋の国会へ向けた改憲の動きを批判し、沖縄県知事選挙での玉城デニーさんの勝利を訴え。安倍9条改憲に反対する「3000万人署名」に取り組みました。

 全国商工団体連合会(全商連)の鎌田保副会長は、「憲法9条を変え、日本をかつての戦争国家にするようなことは許さない。生きている限り、平和を守るたたかいを続ける覚悟です」とスピーチしました。

 参加者の署名の訴えに、多くの人が立ち止まりました。東京都江戸川区に住む池尻眞智子さん(71)は「これまで戦争は二度としない、平和であり続けたいと思って生きてきました。絶対に憲法を変えてほしくありません」と署名にペンを走らせました。

 横浜市の女性(74)は、「朝鮮半島をはじめ、こんなにも世界が変化しているのに、日本はその動きについていけていない。政治を変えなきゃ」と話しました。

 日本共産党から塩川鉄也衆院議員が参加し、あいさつしました。

 この宣伝は、憲法共同センターが毎月9日を中心に全国各地で取り組んでいる「9の日」行動の一環です。