【予算委員会】沖縄県民投票/民意を受け止め、新基地建設断念を

予算委員会質疑の冒頭、沖縄の米軍新基地建設の県民投票について発言しました。以下、その要旨です。

 昨日、沖縄で、米軍新基地建設に関わる県民投票が行われました。

 辺野古の埋め立てに「反対」が43万4000票余に上り、投票総数の71.7%を占めました。県民投票条例で、玉城デニー知事が日米両政府に結果を通知することとされた投票資格者総数の4分の1はもちろん、昨年の県知事選挙で、玉城知事が獲得した約39万6000票をも超える結果となりました。辺野古新基地建設に反対の圧倒的な民意が示されました。

 総理は、午前中の質疑で、「日米合意から20年以上、普天間の返還が実現していない。これ以上、先送りできない」と述べ、今後も基地建設を推進する考えを示しました。しかし、20年以上にわたって普天間の返還が実現しなかったのは、日米両政府が辺野古の基地建設に固執してきたからであります。

 もう同じ過ちを繰り返すことは許されません。普天間の5年以内の運用停止は、今月が期限です。政府は約束を守るべきです。県民投票で示された県民の意思を正面から受け止め、辺野古新基地建設を断念し、普天間基地をただちに閉鎖・撤去することを強く求めます。

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「議事録」

<第198通常国会 2019年02月25日 予算委員会 13号>

○塩川委員 日本共産党の塩川鉄也です。
 きょうは最初に、昨日、沖縄で米軍新基地建設にかかわる県民投票が行われました。このことについて一言申し上げます。
 辺野古の埋立てに反対が四十三万四千票余に上り、投票総数の七一・七%を占めました。県民投票条例で玉城デニー知事が日米両政府に結果を通知することとされた投票資格者総数の四分の一はもちろん、昨年の県知事選挙で玉城知事が獲得した約三十九万六千票をも超える結果となりました。辺野古新基地建設に反対の圧倒的な民意が示されたわけであります。
 総理は、午前中の質疑で、日米合意から二十年以上普天間の返還が実現していない、これ以上先送りできないと述べ、今後も基地建設を推進する考えを示しました。しかし、二十年以上にわたって普天間の返還が実現しなかったのは、日米両政府が辺野古の基地建設に固執してきたからであります。もう同じ過ちを繰り返すことは許されません。普天間の五年以内の運用停止は今月が期限であります。政府は約束を守るべきです。
 県民投票で示された県民の意思を正面から受けとめ、辺野古新基地建設を断念し、普天間基地を直ちに閉鎖、撤去せよ、このことを強く申し上げ、毎勤統計の問題について質問をいたします。