台風19号災害調査/水戸市/災害現地対策本部や避難所を訪問

 水戸市の台風19号災害現地対策本部を訪問。その後、中学校体育館の避難所ヘ。

 現地対策本部では、被災世帯を訪問して、ごみの出し方や入浴施設の案内、必需品の提供などの相談にのっています。

 災害救助法や被災者生活再建支援制度など、被災者支援のメニューについて、分かりやすいチラシなどを作って、情報提供するとのこと。

 避難所には、現在百人が避難しています。テントが設営され、食事の提供をしています。婦人団体が豚汁の炊き出しを行い、校庭にはキッチンカーが置かれ、ボランティアで暖かい食事を提供していました。

 体育館の隣の武道場は、ペット同伴の避難者の避難所としていました(現在、利用者はいない)。


台風19号被害/茨城県/浸水で着るものない

「しんぶん赤旗」10月17日付・15面より

 台風19号で甚大な被害が出ている茨城県で16日、日本共産党の塩川鉄也衆院議員、梅村さえこ衆院北関東比例予定候補、江尻加那県議らが被害状況の調査を行いました。

 久慈川と那珂川が氾濫した常陸大宮市は、15日現在で562軒の家屋が床上・床下浸水。今もなお約50人が避難生活を強いられ、水の供給が不安定な状況が続いているほか、水戸市と福島県郡山市を結ぶJR水郡線が茨城県大子町で橋りょうが流失した影響で一部区間が不通になるなど市民生活に大きな影響が出ています。被害状況の説明に応じた市の担当者は「(水郡線は)県北地域の背骨。大変な状況だが、早期復旧を強くお願いしたい」と要望を寄せました。

 水戸市では藤井川や那珂川などの越水で藤井町や岩根町、国田地区などが浸水しました。市内では16日午後1時現在で120人が避難しています。市内の中学校に避難する女性(70)は「家は床下から180センチの浸水で下着も何もかもなくなった。夜も眠れない」と不安を口にしました。市の担当者は避難所での食事の提供をめぐり地域の防火クラブが温かい食事を提供していることなどを紹介。

 塩川氏は被災者の住宅再建などをめぐり、「一人ひとりの状況に応じて、切れ目のない柔軟な支援をしてほしい」と求めました。