安倍首相の国政の私物化、権力濫用の徹底追及を/野党国対委員長連絡会

 野党国対委員長連絡会開く。

1)カジノ贈収賄で起訴された秋元議員について、保釈となった場合に証人喚問を求める。関与した議員についても参考人出席を要求する

2)黒川東京高検検事長の定年延長は検察庁法違反であり、取り消し・撤回を求める

3)公文書管理担当の北村大臣は答弁が迷走、大臣の任にあらず

4)悪質マルチ商法事業者が桜を見る会などの招待写真を使って、被害が拡大したことについて、安倍首相の責任を追及する

 以上、安倍首相の国政の私物化、権力の濫用を徹底追及することで一致。


秋元議員の証人喚問を/「カジノ疑惑」野国連が一致

「しんぶん赤旗」2月13日付・2面より

 日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの共同会派は12日、国会内で野党国対委員長連絡会を開き、カジノ誘致をめぐる収賄容疑で逮捕・起訴された秋元司衆院議員(元カジノ担当内閣府副大臣)が保釈された場合は証人喚問を要求し、徹底して真相解明することで一致しました。捜査当局から事情聴取を受けた議員についても参考人招致を求める方針です。

 安倍晋三政権による黒川弘務東京高検検事長の定年延長の閣議決定について、過去の政府答弁に照らして検察庁法、国家公務員法違反は明白であり、「極めて重大な問題だ」との認識で一致。黒川氏の定年延長の撤回を求めていくことを確認しました。

 北村誠吾公文書管理担当相は基本的な質問に対する答弁もままならず、閣僚の資質とともに、安倍首相の任命責任が問われるとの認識でも一致。また、北村氏を補佐する政府参考人の委員会出席・答弁を与党の多数で強行する予算委員会の運営のあり方は問題だと確認しました。

 「東京」12日付が報じたマルチ商法関係者と安倍首相・昭恵夫妻の写真がマルチ商法の勧誘に利用されていたことについて、首相とマルチ商法関係者を徹底追及することを確認しました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は会合後の記者会見で、安倍首相とマルチ商法関係者の写真について、「『桜を見る会』や前夜祭がマルチ商法の悪徳なやり方を“手助け”したという問題であり、これまで『面識がない』と言ってきた答弁が虚偽答弁だったとの疑いが出てくる」と指摘しました。