▼2020通常国会の取組み▼【7】災害対策 (1)台風19号被害/都幾川堤防/「越水」ではなく「決壊」と国交省認める

【7】災害対策
(1)台風19号被害/都幾川堤防/「越水」ではなく「決壊」と国交省認める内閣委員会、3月18日
 昨年10月に発生した台風19号の被害にあった、埼玉県東松山市を流れる都幾川の堤防の被害状況について質問した。

 国土交通省は、都幾川葛袋地点の被害を「越水(川の水が堤防を越えてあふれ出したが、堤防そのものは残っている状態)」と発表している。

 私は被災翌日に現場調査に入った際に撮影した写真を示して、当該箇所の堤防はえぐられ、そっくり流されている。これは「越水」ではなく「堤防決壊」ではないか、と質問。

 御法川信英国土交通副大臣は「調査報告は現地の事務所(荒川上流河川事務所)が行ったもので、越水と整理されているが、塩川議員からの指摘もあるので、現地事務所に改めて被災状況を分析・検討させていきたい」と答えた。

 私は、当該箇所のすぐ下流部には民家も田畑もあり、浸水被害を被っている。国交省の認識が越水ということでは住民の方は納得がいかないのではないか。国交省の誠実さが問われる問題であって、放置することは認められない、と強調した。

 赤羽一嘉国交大臣は「再調査をし、正すべきは正していきたい」と答えた。

※4月10日、国土交通省は、昨年10月に発生した台風19号による都幾川の堤防被害について、「越水」と発表していたものを、「決壊」と修正した。