コロナ対策/政府専門家会議廃止の追及を/野国連

 野党国対委員長連絡会開く。

 コロナ対策の政府専門家会議の廃止は、科学的知見を軽んじる政府の姿勢を示す。東京アラート「改定」も、東京アラートが根拠のない選挙向けパフォーマンスだったと認めるもの。

 これらを厚労委や内閣委などで追及していくことを確認。

 河井選挙買収事件について、自民党の説明責任を求めていくことで一致。


コロナ対応/政治的思惑やめよ/専門家会議廃止追及で一致/野国連

「しんぶん赤旗」7月2日付・2面より

 日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの共同会派は1日、国会内で野党国対委員長連絡会を開き、西村康稔経済再生担当相が新型コロナ対策専門家会議の廃止を突如発表した問題について、経緯や理由を追及していくことで一致しました。

 また、新型コロナの感染者数が増加している東京都が「アラート」の指標を変えた点も含め政府の対応を閉会中審査で追及することも確認しました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は「東京都の対応は科学的根拠なしに、政治的思惑で対応してきたことを認めたに他ならない」と指摘。「コロナ危機にあたって、都民の命と営業を第一にするという立場にたつ必要がある。コロナ対応を政治的思惑で弄(もてあそ)ぶことは許されない」と強調しました。

 また、穀田氏は、記者会見で、安倍政権が臨時国会の開催に消極的な態度を取っていることについて聞かれ、「政治的思惑しか頭になく、国民の声に耳を傾ける立場がないのが特徴だ」と批判。大買収事件で逮捕された河井陣営への資金支出問題や「イージス・アショア」計画の撤回などをあげ、「安倍首相自身が国会で説明すべきなのに議論をしない、国民そっちのけの政治をストップさせることがいよいよ必要だ」と述べました。