GoTo見送り・直接支援/感染拡大の米軍基地封鎖を/野国連

 野党国対委員長連絡会開く。

 米軍の感染拡大に対して、情報開示を強く求めることを確認。穀田氏は玉城デニー知事の要望を踏まえ「感染拡大している米軍基地の封鎖、米国・日本間の移動禁止を行うべき」と指摘。

 GoToトラベルについて、22日からの実施を見送るべきだということで一致。コロナや災害で影響を受けた観光業者には、直接支援を行うべき。

 今後の国会審議は、22(水)文科委(衆・参)、29(水)衆・国交委、30(木)参・国交委を予定。


「Go To」延期を要求/野党国対委員長連絡会で確認

「しんぶん赤旗」7月16日付・2面より

 日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの共同会派は15日、国会内で野党国対委員長連絡会を開き、22日から始まる予定の「Go Toキャンペーン」は新型コロナウイルス感染拡大の状況を考えて延期を求めることで一致。また、米軍基地での感染拡大に対して、日本政府の責任で米軍に情報開示を求めることを確認しました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は記者会見で、東京など都市部で感染が拡大しているもとで、「全国一律でGo Toキャンペーンはやるべきではない」というのは国民多数の声だと指摘。コロナ禍に加え、深刻な豪雨災害にも言及し、「Go Toキャンペーンに1兆7000億円もかけるのではなく、キャンペーンとは別に困難をかかえる旅館など観光業を直接支援する方向に予算を振り向けるべきだ」と述べました。

 また、穀田氏は、在日米軍基地での感染拡大について玉城デニー沖縄県知事が求めているように、ただちに感染した基地を封鎖し、米軍の移動を禁止することが「非常に大事だ」と指摘しました。

 穀田氏は、普天間基地所属の感染米兵が米シアトルから嘉手納基地経由の米軍関係者用のチャーター機で沖縄入りしていたとの報道を示し、シアトルから三沢、横田、岩国、嘉手納の各米軍基地に飛来している米軍チャーター機が「大穴になっている」と述べ、「チャーター機の実態をすべて調べる必要がある」と強調しました。