GoTo実施は延期・首相の予算委出席を/野国連

 野党国対委員長連絡会開く。

 コロナ感染者が増加している中、政府はGoToをスタートさせた。感染者増加の実態も明らかにしないまま、人の移動の促進策を前倒しで実施することは延期すべき。

 安倍首相の予算委出席を強く求めていく。与党が拒否するのであれば、憲法に則って臨時国会の召集を求めることで野党間の調整をしていくことを確認。

 来週は、28(火)に衆参の災害特、29(水)衆国交委、30(木)参国交委の予定。


GoTo中止・首相出席要求/野党国対委員長連絡会で確認

「しんぶん赤旗」7月23日付・2面より

 日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの共同会派は22日、国会内で野党国対委員長連絡会を開き、同日始まった「Go To トラベル」について新型コロナウイルスの感染拡大を考えて中止を求めることで一致。連絡会で立憲民主党の安住淳国対委員長は「感染者は減るどころか増え続けている」「これで感染がまん延したらまさに人災だ」と批判し、体制や制度を整えて国民が安心できるタイミングでやればよいと主張しました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は記者会見で、「Go To トラベル」の政府の対応は「迷走に迷走を重ねている」と述べ、「首相の責任は重大だ」と批判。「Go To トラベル」開始の前倒しなど政策決定の過程が不透明であり、「政府が感染実態や国民の暮らし、経済をまともに考えていないことは重大だ」と強調しました。

 また、野党国対委員長は安倍晋三首相が予算委員会に出席し、説明責任をはたすように求めることで一致。応じなければ、憲法53条に基づく臨時国会召集要求を検討することを確認しました。