安倍前首相の桜前夜祭/差額補填でヒアリング/追及本部

 桜を見る会追及本部会合に出席。

 桜を見る会前夜祭において、安倍前首相側がホテル側に差額補填していたという報道を受け、桜を見る会を追及する法律家の会世話人の泉澤章弁護士からヒアリング。

 差額補填が事実なら、収支報告書不記載の政治資金規正法違反であり、差額分に当たる酒食の提供は寄付行為となり、公職選挙法違反となる。

 安倍前首相は事実関係を明らかにすべき。国会で説明を。官房長官として政権中枢にいた菅首相も責任は免れない。

 徹底究明していきたい。


「桜」前夜祭費用補てん疑い/野党合同ヒアで告発弁護士指摘/事実なら告発裏付け

「しんぶん赤旗」11月25日付・2面より

 首相主催の「桜を見る会」の前夜祭をめぐって、安倍晋三前首相側が費用の一部を補てんした疑いがあると報じられたことを受け、野党の「桜を見る会」追及本部は24日、国会内で合同ヒアリングを開きました。ヒアリングには、東京地検特捜部に刑事告発を行った「『桜を見る会』を追及する法律家の会」の世話人の泉澤章弁護士が出席しました。

 泉澤氏は、東京地検特捜部が安倍前首相の秘書らを任意で事情聴取し、参加者から徴収した会費を上回る額がホテル側に支払われ、安倍前首相側が800万円強を補てんしていた疑いが報じられている点をあげ、「報道が事実であれば、われわれの告発を裏付けるものだ」と指摘。安倍前首相が前夜祭の費用の一部を補てんしていれば、政治資金規正法と公職選挙法に違反すると述べました。

 また、泉澤氏は、「『桜を見る会』と前夜祭については中止すればいいというものではない」と述べ、安倍前首相のもとで官房長官を務めた菅義偉首相の責任も問われると述べました。