政府提出法案の条文間違いが新たに/議運理事会

 議運理事会開く。

 政府提出法案の条文間違いが新たに明らかに。すでに条文3ヵ所の誤りが報告されていた産業競争力強化法(産競法)について、さらに条文1ヵ所、関連資料20ヵ所の誤りがありました。

 野党は、極めて重大な問題であり
①間違いが相次いだ産競法は撤回せよ
②この件について、加藤官房長官からの説明を求める
③すでに加藤官房長官が指示している政府提出法案の総点検について、速やかに国会に報告し、議運委員会で質疑することを求めました。

 与党は「私も“またか”と思った。非常に厳しいご意見を重く受け止める。持ち帰りたい」と回答。

 高木委員長は「重く受け止め、協議を」と述べました。


政府提出法案また「誤り」/野党が撤回要求

「しんぶん赤旗」3月24日・2面より

 政府提出法案の「誤り」が相次ぐなかで、産業競争力強化法改定案にさらなる法案の誤りが発覚しました。

 経済産業省は同法案について、新たに条文案に1カ所、参考資料に20カ所の誤りが判明したと各党に報告。同法案をめぐっては、先週、条文案に3カ所の誤りが発覚し、加藤勝信官房長官が国会に報告、謝罪したばかりです。

 23日の衆院議院運営委員会理事会で与野党は、再度の法案の誤りは「重大」との認識で一致。野党側は「審議入りは崩壊した」と表明しました。

 日本共産党の塩川鉄也議員は「2度の条文の誤りは深刻だ」として同法案の撤回を要求。また、加藤官房長官と内閣法制局からの説明と謝罪、すべての内閣提出法案を再点検した後に議運委で質疑するよう求めました。

 これに先立ち、日本共産党、立憲民主党、国民民主党の国対委員長は国会内で会談し、「これだけのミスは前代未聞。審議に値しない」として、閣議決定のやり直しと責任者の処分を求めることで一致しました。