学術会議会員の任命拒否撤回を/革新懇の署名提出行動に同席

 全国革新懇が取り組む「学術会議会員の任命拒否の撤回を求める署名」提出行動に同席。今回は27269人分の署名を提出。合計で63911筆となりました。

 学問の自由を侵害する6人の任命拒否は撤回し、拒否の理由を説明すること、組織のあり方については、学術会議の見解を尊重せよと要請しました。

 学術会議事務局は、会員が欠けていることで、活動に支障が生じていると認め、要請の趣旨は政府に伝えると回答しました。


学術会議会員任命拒否撤回署名/全国革新懇/2万7000人分提出

「しんぶん赤旗」4月20日・2面より

「批判の広がり受けとめよ」/前回合わせ6万超

 全国革新懇は19日、国会内で、日本学術会議会員の任命拒否の撤回を求める菅義偉首相あての署名2万7269人分を内閣府に提出しました。署名は全国革新懇、東京革新懇、新日本婦人の会などが取り組み、前回(2月12日)の3万6642人分と合わせて6万3911人分に達しました。

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員が同席しました。

 全国革新懇代表世話人の小田川義和氏は、署名について「一人ひとりが取り組んだものであり、政府は市民や研究者らの『任命拒否は法の逸脱行為だ』という批判の広がりを受けとめるべきだ」と強調し、「欠員によって(任命拒否された会員の)所属部会の運営や議論に支障が出ているのではないか」と迫りました。

 東京革新懇の今井文夫事務局長は「憲法の『学問の自由』を侵害し、『首相は任命拒否しない』との国会での政府答弁を一方的に踏みにじる重大問題で、法治主義を揺るがす。絶対にうやむやにできない」と訴えました。

 内閣府担当者は「手続きは終了した」と繰り返す一方、同学術会議事務局の担当者は「(所属)部会の先生方から『支障が出ている』と聞いている。政府に伝える」と述べました。