中等症1の自宅療養/医療放棄は認められない/野国連

 野党国対委員長連絡会開く。

 政府は、呼吸困難や肺炎症状のある中等症1の患者について、入院措置をやめて自宅療養とした。感染爆発を起こしながら、自宅に放置するような医療放棄は認められない。命を切り捨てるものであり、撤回を求める。

 来週以降も、委員会開催を要求。何よりも臨時国会を開け。

 また、ウィシュマさんのビデオ開示について、遺族への開示とともに国会への開示を要求。法務委理事懇開催を求める。

 「桜を見る会」の不起訴不当について、安倍前首相の証人喚問要求で一致。


新型コロナ/入院制限撤回で一致/野党国対委員長が会談

「しんぶん赤旗」8月5日・2面より

 日本共産党、立憲民主党、国民民主党の国対委員長は4日、国会内で会談し、新型コロナウイルス患者の入院を重症患者や重症化リスクの高い患者に制限する政府方針について、「政治が命を切り捨てることにつながりかねない」として、撤回を求めることで一致しました。

 立民の安住淳国対委員長は「感染爆発のもとでの重大な方針転換について、菅義偉首相が国会に出てきて説明しないのはあり得ない」と強調し、早期の臨時国会の開催と、閉会中審査を要求しました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は、厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」では、「中等症I」は「呼吸困難、肺炎所見」で、「入院の上で慎重に観察」と明記されていると指摘。「政府の重大な方針転換だ。命の切り捨て、命の選別を行うもので、医療提供の放棄であり、極めて許し難い行為だ」と強調し、撤回を強く求めました。

 会談では、名古屋入管施設でのウィシュマ・サンダマリさん死亡事件で、「容態観察ビデオ」を遺族に開示するとともに、速やかに法務委員会に情報開示するよう求めることで一致しました。

 また「桜を見る会」前夜祭で、東京第1検察審査会が安倍晋三前首相について「不起訴不当」と議決したことを受け、安倍前首相の証人喚問を求めることを確認しました。