旧統一協会/政治家は関与を断ち切るべき/共同通信社アンケート

 共同通信社による統一協会アンケートについて、私が未回答だったとの報道がありました。確認したところ、回答期限前にメールを送信していましたが、相手側に届いていませんでした。

 統一協会及び関連団体との関わりはなく、政治家は関与を断ち切るべきとの回答を再送しました。

 ご心配をおかけしました。

==========以下、アンケートの回答==========

Q1:世界平和統一家庭連合(旧統一教会)またはその友好・関連団体等、信者から、献金を受けたり政治資金パーティーのパーティー券を購入してもらったりしたことはありますか。
A:ない

Q2:旧統一教会またはその友好・関連団体等から選挙活動への支援、協力を受けた、あるいはその申し出を受けたことはありますか。
A:ない

Q3:旧統一教会またはその友好・関連団体等の行事、会合、集会等に出席した(代理出席を含む)、あるいはビデオメッセージや祝電等を送ったことはありますか。
A:ない

Q4:旧統一教会を巡っては、信者による「霊感商法」や多額の献金が問題になり、刑事事件や民事訴訟が起きています。政治家がこうした団体に支持を表明することについて、どのようにお考えですか。
A:旧統一協会に対し、政治家が支持を表明するなど、もってのほかだと思います。

 旧統一協会は、反社会的なカルト集団です。霊感商法、集団結婚、違法な勧誘、高額献金を行っています。全国霊感商法対策弁護士連絡会がまとめた資料によると、相談件数が3万4537件、被害額が1237億円で、巨大な被害の実態が浮き彫りとなっています。

 旧統一協会、その友好・関連団体等に対し、支持を表明することに限らず祝電・メッセージを送ることも、この団体に“お墨付き”を与えることにつながり、この団体の反社会的活動の是正を困難にします。

 旧統一協会側は、このような“お墨付き”を布教の材料にしています。「関連団体とは知らなかった」との言い訳では済まされません。

 岸田政権の複数の閣僚が、選挙支援を受けたことや関連団体のイベントであいさつしたことを認め、自民党と旧統一協会の癒着があらわになっています。岸信夫防衛大臣は、霊感商法や高額献金で社会問題化している団体だと認識していながら、旧統一協会メンバーから選挙支援を受けていたことを認め、「選挙ですから、支援者を多く集めるということは必要」と開き直っています。自民党幹部が「党としては一切関係ない」(茂木幹事長)、「何が問題かよくわからない」(福田総務会長)と言い放ち、調査をしない姿勢は、許されません。

 また、旧統一協会の名称変更に政治的圧力の疑いがかかっていることも重大です。

 旧統一協会と一体の反共謀略団体「国際勝共連合」の日本導入を決めたのは、岸信介元総理大臣らであり、選挙などで共産党攻撃するためでした。いま両者は改憲推進などで軌を一にしています。旧統一協会との決別は、日本の民主主義にとっても焦眉の課題です。政権党との闇の関係を徹底究明することは、政治の責任です。

 すべての政治家が、旧統一協会、その関連団体とのつながりを断ち切ることが必要です。