細田議長と統一協会との深い関わり/反省なく議長としての資質問われる

 議運理事会開く。細田議長の統一協会ペーパーが議題に。

↑細田議長の統一協会ペーパー<クリックだ拡大します>↑

 私は「統一協会との深い関わりが明らかになった。議長になってからも名誉会長などの役職に就いており、未記載のものもある(日韓トンネル研究会顧問等)。統一協会が反社会的団体であるとの認識がないし、反省がない。議長としての資質が問われる。細田議長は国会の場で説明すべき」と要求。山口委員長は「善処してほしい」と発言。

 また、野党は国葬の検証を要求。私は「戦後、国葬はルール化できなかった。憲法違反だからだ。行うべきは安倍政治の総括だ。国葬の政治利用も問われる。これらの検証を」と発言。

 自民党は「何らか考えたい」と回答。


細田議長自ら説明を/衆議運委理事会/野党/全容明らかでない

「しんぶん赤旗」9月30日・2面より

 衆院の議院運営委員会理事会が29日に開かれ、細田博之衆院議長と統一協会の関係について、野党各党は細田氏が同日公表した統一協会との接点を認めた文書では疑問や全容が明らかになっていないと指摘し、議長自ら議運委で説明するよう求めました。

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員は、細田議長と統一協会の関係について「発表した接点だけでも深いかかわりがあることが明らかだ」と批判。細田氏が議長になってからは統一協会とかかわりがないかのように説明している点に対しては「日本・世界平和議員連合懇談会の名誉会長や日韓海底トンネル推進議員連盟の顧問は議長になってからもかかわっていたことを示すものだ。ほかにも未記載のかかわりがあり、全容が明らかになっていない」と指摘しました。その上で「統一協会が反社会的団体だという認識が示されておらず、統一協会と関係があったことへの反省もない。議長の資質が問われる問題だ」と述べ、「国会の場でしっかり説明するべきだ」と求めました。

 また、「国葬」に関する検証問題について、塩川氏は「そもそも憲法違反の『国葬』を岸田文雄首相の独断で行ったのか。岸田首相や菅義偉前首相による安倍元首相礼賛の弔辞、国会議事堂で半旗の掲揚や『国葬』の政治利用についても検証し、統一協会との関係も含め、徹底的に明らかにするべきだ」と主張しました。


統一協会と関係/める/細田衆院議長/断絶明言せず

「しんぶん赤旗」9月30日・2面より

 細田博之衆院議長は29日、統一協会と極めて深い関係にあったことを認める文書を発表しました。

 文書はわずかA4一枚。2018年~19年にかけて、統一協会の関連会合に4回出席し、そのうち2回ではあいさつをしていること、19年の関連団体の出版物に掲載するため改憲問題のインタビューを受けていたこと、選挙での支援を受けていたことを認めています。

 統一協会に関連する議連「日本・世界平和議員連合懇談会」と「日韓海底トンネル推進議員連盟」のそれぞれ名誉会長と顧問に就いていたことも認めました。

 一方で、「関係者は、私の知る限りでは普通の市民であり、法令に反する行為を行っているとの認識はない」と述べ、今後についても「社会的に問題があると指摘される団体等とは関係をもたないよう、適切に対応してまいります」とするだけで、反省も統一協会との関係断絶も明言していません。

 細田氏は自民党の派閥「清和政策研究会」(現安倍派)の元会長で、安倍晋三元首相とともに統一協会との深い関係が指摘されていました。自民党は党所属議員と統一協会とのかかわりについて自主点検の結果を公表しましたが、細田氏は会派を離脱しているという形式的理由で対象外となっていました。