第183 通常国会 2013/1/28~2013/6/26 日付:2013-07-14 |
1)小規模企業振興策について。政府提出の「小規模企業活性化法案」で、小規模企業者向けの設備導入助成制度の廃止が提案されていたことに対し、制度の存続を求める修正案を提出(賛成はわが党のみで否決)。小規模企業実態調査を要求。茂木経産大臣は「大変重要な指摘。検討したい」と答弁。また「中小企業は経済をけん引する力であり、社会の主役」と記した中小企業憲章について、小規模企業を中小企業憲章の理念に位置づける改定を行うべきだと質問。茂木大臣は「小規模企業基本法制定も含めて検討する」と答えた。質疑の場で、中小企業憲章を国会決議にすることをよびかけた。(5月29日経産委員会)
2)アニメ・映画産業の足元支援
海外で高い評価を受けている、アニメ・映画などのコンテンツ産業の海外展開を支援する、いわゆる〝クール・ジャパン〟戦略について、アニメ産業を支えるアニメーターが置かれている劣悪な取引環境について、実態調査を要求。茂木経産大臣は「複雑な下請構造になっている。実態把握の努力をしていく」と答弁。
また、映画産業において重要なデジタル原版の保存方法が制作会社まかせになっている問題についても取り上げた。映画産業全体の財産として、国の支援が必要だと指摘。文科省は「映画業界における長期保管方法確立の動きを注視しながら、文化庁としてできることをしっかり支援していく」と答弁。(5月24日経産委員会)