第189 通常国会 2015/1/26~2015/9/27 日付:2015-12-23 |
(3月6日、予算委員会)
鹿児島県の離島である三島村のみなさんの生活航路であり、生活物資、医療、福祉、農林水産業、教育、行政サービスなど、生活すべてにおいて必要不可欠な航路である三島航路について質問し、三島村と本土をつなぐ一日一便の運行体制を実現するよう要求。
住民の唯一の生命線として、村営で運行されている三島航路。赤字がかさむため週三便を限度として運行されているため、急な用事ができても一週間のうち四日は、その日のうちに本土に行くことができない。
病気になっても、船が出た後だと翌々日に本土の病院に行くことになることから心配する声が出ている。
鹿児島から竹島、硫黄島、黒島の三つの島を回って黒島に入港した後、折り返すのではなく、黒島から枕崎に行くルート―直接本土につなぐ枕崎航路をつくることが三島村の住民のみなさんの要望であることを訴えた。住民の要望に応え、枕崎航路をつくることによって黒島と本土をつなぐ一日一便の運行体制を実現するようせまった。
太田国交大臣は「利便性を獲得するということは、大変重要なこと」「正式な申請を受けまして、判断させていただきたい」「できるだけ要望に従いたいとは思います」と前向きな答弁。
【その後】5月25日国交省から、鹿児島県の三つの離島からなる三島村と本土を結ぶ村営船の定期航路について、国土交通省は、10月から拡充することを許可したとの報告を受けました。重要な前進です。住み続けられる離島をつくるうえで、生活航路の確保は不可欠。新航路を国の補助対象とすることや、さらなる拡充を求めていくものです。