記事一覧
第192 臨時国会 2016/9/26〜2016/12/17
日付:2016-12-14
【議院運営委員会】カジノ法案採決の会期再延長に断固反対
政府与党は、臨時国会の会期を再延長し、カジノ解禁推進法案の採決を強行しました。断じて容認できません。私は、本会議に先立つ議院運営委員会で、カジノ法案採決のための会期再延長に断固反対する発言を行いました。
以下、発言内容です。
カジノ解禁推進法案は、刑法で禁じられた犯罪行為である賭博を、日本の歴史上初めて、民営賭博という形で合法化しようというものです。本法案では違法性の阻却の法整備について何ら規定していません。
これまで公設公営の公営ギャンブルに限定していたのに、民間企業が利潤追求できる仕組みを新たに導入するものです。制度設計は政府に丸投げという乱暴なやり方で、刑法に大穴を空けることは認められません。
発議者もギャンブル依存症の拡大を否定できませんでした。依存症を増やすカジノ法案を求めることはできません。
カジノを解禁しても、海外のカジノ資本に国民の貯蓄を差し出すだけであり、安倍内閣が成長戦略の名の下に、カジノを推進することに未来はないということを指摘したい。
今行うべきことは、今国会は今日で閉じて、カジノ法案を廃案にすることであります。以上、会期再延長に反対の討論を終わります。