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第195 特別国会 2017/11/1〜2017/12/9
日付:2017-12-06
【議院運営委員会】公文書館小委員会/国立公文書館建設、憲政記念館の在り方、立法府の公文書の取り扱いについて協議
●国立公文書館建設について●
4月14日の議院運営委員会は、憲政記念館敷地を含む国会前庭を、新たな国立公文書館と憲政記念館の合築として政府が建設するために使用することを認めることを決定しました。わが党は、政府の機関である国立公文書館は、用地の確保を含め政府の責任で行うものであり、衆院用地を使用することは認められないと反対しました。
今回の小委員会は、4月の公文書館小委員会において「既存施設である現北の丸本館及びつくば分館と役割分担を図る新たな施設建設の基本計画の検討を進め、本小委員会に報告を求める」としたことを受けて開催されました。
私は「もともと北の丸とつくばを視野に入れて検討していなかったことが問題。一から議論すべきだ」と発言しました。石田小委員長は基本計画原案についておおむね妥当とし、今年度中に基本計画を策定することを求めました。
●憲政記念館の在り方、立法府の公文書の取り扱いについて●
私は「憲政記念館敷地を活用した国立公文書館建設は、憲政記念館建替え計画になる。新憲政記念館の機能や規模などの計画は、政府の都合で決めるものではなく、国会で決める仕事だ。①憲政記念館の建て替えについて、国会としての議論を行うこと、②憲政記念館の代替施設についても、必要な規模や機能について議論を行うことが必要だ」と主張。
さらに「憲政記念館については、歴史的な資料の収集、保管、展示を行う議会博物館としての役割を発展させるという見地で議論を深めるべき。立法府の公文書の作成、管理、保存、公開のルールづくりを進めること、憲政記念館を議会公文書館とすることも選択肢とした検討を行う必要がある。公文書館小委員会において、立法府の公文書の取り扱いや憲政記念館の在り方について、議論していくべき」と提案しました。
石田小委員長は「当小委員会において、憲政記念館の在り方について検討を行うとともに、立法府の公文書の取り扱いについても検討したい」と述べました。