記事一覧
日付:2012-01-23
津波被害、宅地地盤被害/被災住民、仙台市と懇談
青葉区の宅地被害ネットワークの方と
荒浜地区、三本塚地区の津波被害の住民の方と
仙台市は、津波によって多くの家屋が流された。また、4千件を超える宅地地盤被害も生じている。住宅再建に関連して被災者の方からお話をお聞きした。
国の復興交付金などを活用した宅地地盤被害支援策が具体化されたが、仙台市の事業では、擁壁など個人所有部分について費用の1割負担が残されている。「経済的負担が大きい」「負担の同意を得られないと地域全体の再建が遅れることになりはしないか」といった声が出された。
津波に流された地域では、集団移転による再建の地域と現地再建が前提となる地域と線引きがされ、集団移転の地域でも現地再建をしたいという要望や現地再建の地域でも移転を希望する被災者もいる。被災者の実状に即した支援策を考えていく必要がある。