フランス国民議会(下院)を訪問。院内を案内してもらいました。
下院議長室には、ラファエロの「アテネの学堂」を模した絵が掲げられています。古代ギリシャの哲学者のように、良く談論し思索せよということのようです。
本会議場正面にも「アテネ学堂」が掲示されていました。
下院は本会議中。来年度の社会保障予算案の審議。野党の修正案を議論。
外では労働組合が集会を開いています。
フランス国立公文書館を訪問。18世紀以来の建物を利用。郊外にも別館があります。
フランスではミショネールという専門家が行政機関文書の公文書館への移管にあたって大きな権限を持っています。
各役所に5~10人ぐらい配置されて、役所の担当者と協議して廃棄か公文書館への移管かを決めます。役所側で廃棄と判断したものをミショネールの指示で移管することになることもあります。
日本では公文書館への移管に関わる専門家はわずか4人。専門人材の養成が必要です。
フランス国立公文書館内の保管庫。三重の扉の中に「フランス人権宣言」や「1958年憲法」の原本が保管されています。