茨城県常総市の水害調査。被災から2カ月余り。いまなお災害の爪痕が残っています。
越水して大きな被害の出た若宮戸地区。
もともとの高盛りした自然地形が大きく削られたことがわかります。仮復旧の堤防ができていますが、低い高さでしかなく、本復旧の計画も未定。
ここはより高い堤防を建設する場所だったにもかかわらず、ソーラーパネル設置工事によって、逆に自然堤防が削られてしまいました。近隣住民のみなさんが、その問題を指摘していたのに、まともに対応してこなかった国交省の責任は重大です。
若宮戸地区の方から、被害の実状をお聞きしました。
頭の高さまで水が来たこと、一階の家財道具は全部駄目になり、いまなお住める状態にないこと、自動車や農機具も使えなくなったことなど、暮らしの見通しが立たないことを訴えていました。すぐ隣には土台から大きく傾いた住宅も。
臨時国会を開け、閉会中審査に応じよ、と強く求め、被災者の声を届けたい。