日付:2015-12-07 |
栃木県日光市の足尾鉱山のすのこ橋堆積場と天狗沢堆積場の安全対策を求め、すのこ橋ダム安全対策協議会と党栃木県委員会・同日光市委員会が行った、国への要請行動に同席しました。小池一徳党栃木県委員会書記長・参院栃木選挙区予定候補も一緒です。
これらの堆積場は、足尾町の中心部の直上にあり、住民は安全性に不安を感じています。東日本大震災では、近隣の源五郎沢堆積場が決壊。わたらせ渓谷鉄道が長期に運休となりました。日光市内でも被害を出した今年9月の台風18号の豪雨と同様の雨が足尾地域に降れば、これらの堆積場も危なかったのではないかと懸念されています。
堆積場の使用停止、地山化を求めるとともに、ダムに流入する雨水を減らすための山腹排水路の建設や監視カメラの設置などを要請しました。
堆積場設置者である古河機械金属の対応について、経産省は「技術指針に適合していることは確認している」と述べたものの、現場把握を求める参加者の指摘にたいし「検討したい」と回答しました。引き続き安全対策の強化を求めていくものです。この間、産業保安分野の規制緩和がすすみ、事業者の自主保安まかせになっていることも大きな問題だと感じています。
政府交渉で要求してきた、国交省による土石流対策のダムが建設されることになったのは、この間の取り組みの成果と言えます。