日付:2016-02-11 |
LRTのルートにあたる平石地区では、地域の核となる平石中央小学校の敷地が削られ、生活道路が寸断されます。一方、交通量の多い県道を横切るLRTの踏切部分には、信号標示だけで遮断機は設置しません。住環境、道路交通環境、教育環境の悪化の懸念は大きなものがあります。
住民の方は「100軒を超えるうちの自治会はみな反対だ」「財政破綻の心配、市民の負担増につながる心配がある」「小学校の保護者もほとんどすべてが反対」と訴えていました。
全く新規に線路を敷設することになる宇都宮市のLRT導入計画。宇都宮駅と市東部の工業団地を結ぶ路線ですが、最寄りにある大規模住宅団地はルートに入りません。住民の利便性への配慮に欠け、事業規模は膨らむ一方、採算性については疑問符がつきます。市民合意のない公共事業は、抜本的に見直すべきです。