日付:2016-06-04 |
「しんぶん赤旗」6月4日付・首都圏版より
国会議員駆けある記/塩川鉄也衆院議員
原発労働者の安全守る
廃炉作業がすすむ東電福島第一原発では、日々7千人が働いています。困難な作業で事故や熱中症が相次ぎ、放射線被ばくによる健康への不安も大きい。
東電は、構内に救急医療室を設けましたが、ある下請企業では「どこで怪我したのかと聞かれるから救急医療室は使うな」と指示が出ているとのこと。労災隠しは許されません。国と東電の責任は重大です。
現在使用中の構内専用服は、重装備のタイベック防護服よりも通気性が悪く、かえって暑いといいます。このことを国会でただしたところ「今後、夏用の構内専用服に切り替える」と答弁。東電も対応せざるを得なかったようです。
労働者とつながる党員、地方議員がいるからこそ、作業環境改善の取り組みができます。国会質問で明らかになった危険手当の金額をポスターにして張り出したところ、さっそく労働者からお礼の電話があったそうです。原発の危険性を告発してきた日本共産党への信頼があります。労働者の安全と健康に万全を尽くし、事故の収束と廃炉へ。そして原発ゼロの実現を。