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日付:2012-03-09
宇宙機構法改悪問題/研究者や市民が国会で集会
政府が今国会に提出した、宇宙航空研究開発機構(JAXA)法から「平和目的」規定を削除する同法の改悪案に反対している研究者や市民らが、国会内で集会を開くとともに、議員要請行動。吉井英勝衆院議員とともに出席。社民党と民主党の関係者も参加した。
主催は、日本人初の宇宙飛行士でジャーナリストの秋山豊寛・京都造形芸術大学教授らの呼びかけで始まったインターネット署名運動「JAXA・フォア・ピース」。
世話人の一人で環境微生物学研究者の多羅尾光徳さんが、法案が通れば、政府がJAXAに軍事協力を求めることが可能になることや科学の公開性や民主性が 侵されると指摘。意見交流では「JAXAだけの問題ではなく、秘密保全法ともからまっていて、危機感をもった」「国民も研究者も知らない所で進んでいる。 多くの国民に知らせて、議論をまきおこしたい」などの声があがった。
JAXA法の審議は内閣委員会で最優先課題に位置づけられており、きわめて重大だ。国民と研究者に広く問題点を明らかにしていく取り組みに力を尽くしたい。