日付:2016-08-30 |
防衛省集計の「米軍機の飛行に係る苦情等受付状況表」の2016年4~6月分を入手しました。この3か月間の苦情は、16県71件になります。
内訳は、埼玉県11、群馬県12、栃木県3、長野県5、山梨県4、兵庫県1、和歌山県1、鳥取県9、島根県8、岡山県1、広島県1、徳島県5、高知県6、福岡県1、大分県2、鹿児島県1です。
米軍機戦闘訓練エリア(エリアH:群馬・長野、エリアQ:島根・広島)、低空飛行訓練ルート(オレンジルート:和歌山・徳島・高知、ブラウンルート:兵庫・鳥取・岡山・広島、イエロールート:福岡)、首都圏訓練エリア(埼玉・栃木・群馬・山梨)、謎の九州ルート(大分・鹿児島)など米軍が勝手に設定した訓練場所で、多くの苦情が寄せられています。
私の手元にある2007年以降の苦情受付状況表には一度も出てこなかった福岡県から、今回初めて苦情が寄せられました。3月16日と24日に、福岡県朝倉市江川附近上空で複数の米軍機が飛行しています。苦情はダムの維持管理を行っている水資源機構の事務所からです。「クマタカの繁殖活動に重大な影響を及ぼす可能性があるので当該地域周辺における低空飛行訓練を避けてもらいたい」と訴えています。