日付:2016-10-28 |
防衛省集計の「米軍機の飛行に係る苦情等受付状況表」の2016年7~9月分を入手しました。この3か月間の苦情は、11県46件になります。
内訳は、埼玉県4、栃木県1、和歌山県1、島根県17、広島県1、徳島県1、愛媛県2、高知県4、長崎県1、大分県5、鹿児島県9です。
米軍機戦闘訓練エリア(エリアQ:島根)、低空飛行訓練ルート(オレンジルート:和歌山・徳島・高知・愛媛、ブラウンルート:広島、イエロールート:福岡)、首都圏訓練エリア(埼玉・栃木)、謎の九州ルート(大分・鹿児島)など米軍が勝手に設定した訓練場所で、多くの苦情が寄せられています。
2007年以降の苦情受付状況表には一度も記載のない長崎県で、初めて苦情が寄せられています。6月29日、西海市大島上空において「雨模様の雲間から突然オスプレイが現れ、造船所のクレーンに接触するかと思われるほど低空を飛行したので、恐怖を感じた」と訴えています。これに対し防衛省が米軍に問い合わせたところ「米軍機である」と認めました。