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日付:2012-03-30
「秘密保全法」断念を/出版労連の国会集会
「秘密保全法」の法案化を完全に断念させようと、出版関連産業の労働者でつくる日本出版労働組合連合会(出版労連)が、国会内で集会。民主党の衆院議員といっしょに参加。
集会では、大谷充委員長が「秘密保全法制の恐ろしさが知られていないのはマスコミ、報道の一翼を担うものとしてじくじたる思いだ。今国会での法案提出を見送るとの報道があるが、ここで反対の世論がしぼめば、相手の思うつぼだ」と主催者あいさつ。
前田能成副委員長は「福島第1原発事故では、組合員のフリーの記者が多数、現地で取材している。秘密保全法があった場合、こうした活動が制限され、私たちが目指す言論表現の自由が奪われてしまう」と訴えた。
また、日本雑誌協会の山了吉編集倫理委員長が「雑誌だからこそ、新聞、テレビよりも内幕に食い込み報道できることがある。そうした取材を秘密保全法制は『教唆』『扇動』として罪に問う可能性がある」と発言した。
未来えいごう、秘密保全法案を出させないようがんばりたい。