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日付:2017-05-22
防衛省集計の「米軍機の飛行に係る苦情等受付状況表」の2017年1~3月分を入手
防衛省集計の
「米軍機の飛行に係る苦情等受付状況表」の2017年1~3月分
を入手しました。この3か月間の苦情は、13県108件になります。
内訳は、東京都3、埼玉県4、群馬県30、栃木県1、長野県24、島根県19、広島県5、徳島県1、高知県6、福岡県1、大分県3、宮崎県1、鹿児島県10です。
米軍機戦闘訓練エリア(エリアH:群馬・長野、エリアQ:島根・広島)、低空飛行訓練ルート(ブルールート:長野・群馬、オレンジルート:徳島・高知、ブラウンルート:広島、イエロールート:福岡・宮崎、パープルルート:鹿児島)、首都圏訓練エリア(群馬・埼玉・栃木・山梨)、謎の九州ルート(大分・鹿児島)などの苦情が多数寄せられています。
今回は長野県からの苦情が多かったのが特徴です。佐久市周辺を中心に小諸市、御代田町、軽井沢町といったホテルエリアに相当する地域での騒音とともに、東御市、上田市、坂城町、千曲市、長野市、須坂市、高山村、小布施町、飯綱町、中野市、飯山村、木島平村といった千曲川流域周辺からの苦情が相次ぎました。さらに安曇野市、原村、南木曽町からも寄せられました。
横田基地・相馬原演習場・関山演習場などを活用した日米共同訓練の時期に、埼玉・群馬、長野などからオスプレイと思われる米軍機の苦情が多数ありました。各演習地を結ぶ線上以外でも飛行している実態がうかがえます。