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日付:2017-09-22
臨時国会召集の衆院議理事会/わが党の対応で記者会見
菅官房長官が臨時国会の召集を伝達した衆院議院運営委員会理事会でのわが党の対応について、笠井政策委員長の記者会見に同席し報告。
私が「臨時国会召集の理由は何か」と質すと、菅官房長官は「臨時国会召集要求を受けており、国民生活にかかわる内外の重要課題について対応するため」と、憲法53条に基づく4野党の臨時国会召集要求を受けて召集したことを認めました。私が「3カ月も放置したのは重大だ。野党の質問に対して、真摯に答えるか。代表質問はもちろん、予算委員会などあれば政府として応じるか」と求めると、菅官房長官は「国会で決めてもらえば、ていねいに対応する」と述べました。
4野党は、森友学園、加計学園にかかわる国政私物化疑惑の解明を求め、そのための臨時国会が召集されることになったわけです。私は与党に対して、代表質問など具体的な審議日程を示すことを要求。しかし自民党は「与党方針の調整が必要。来週理事会を開きたい」などといって、審議に応じようとしませんでした。あまりにも不誠実です。
疑惑解明を求める野党の臨時国会召集要求を逆手にとって、「疑惑隠し」の解散のための臨時国会にするとは前代未聞の暴挙であり、断じて認められません。
「しんぶん赤旗」9月23日付・1面より
臨時国会/28日召集/政府伝達/塩川議員「冒頭解散は憲法違反」
菅義偉官房長官は22日、衆参両院の議院運営委員会理事会に出席し、臨時国会を28日に召集すると伝えました。
衆院議運委理事会で日本共産党の塩川鉄也議員が、憲法53条に基づく4野党の臨時国会召集要求を受けたものなのかと召集理由をただすと、菅氏は「臨時国会召集要求を受けており、国民生活に関わる内外の重要課題に対応するためだ」と述べました。
塩川氏は「野党の臨時国会要求は、森友・加計疑惑の真相解明を行うためのものだ。その要求を受けての国会であれば、当然、政府として野党が求めている代表質問、予算委員会などの質疑に応じるのか」と迫りました。菅氏は「国会で決めてもらえれば丁寧に対応する」と述べました。
これを受けて塩川氏は「長官も国会で決めれば対応すると言っているのだから、本会議、代表質問の日程を決めるべきだ」と与党に要求。自民党理事は「与党方針の調整が必要だ」と述べ、26日に改めて理事会を開くとの意向を示しました。
さらに塩川氏は、安倍晋三首相が狙う国会冒頭での解散にふれ、「53条に基づく要求を逆手にとっての解散なら、これほど重大な憲法違反はない」と批判。「そもそも政府が、要求を3カ月間も放置したことは重大であり、院としての対応を示すべきだ」と迫ると、佐藤勉議運委員長は「趣旨はわかる。議長の判断もあろう。若干時間をいただきたい」と述べました。