日付:2012-07-07 |
浜松市内の日系ブラジル人第二世代が、中川正春共生社会政策担当大臣と対話する集会に参加。この対話集会は、日系第二世代の暮らしをドキュメンタリー映画で公開した津村公博浜松学院大学教授と「マイノリティ・ユース・ジャパン」代表のパブロ・ナダヨシ・ロリンさんが、直接、中川大臣に要請して実現したもの。この要請を仲介した私としても、この企画の実現をとてもうれしく思っている。
日系第二世代の若者たちは、外国人であるがゆえの差別など、教育や就職の悩みを訴えるとともに、「外国人用の融資制度があればいい」「外国人にも教育を義務付けてほしい」「国籍を選べる選択肢があったらいい」「(地方)選挙権があれば、政治に関心がもてるし、発言力も生まれると思う」といった提案も。
中川大臣は「雇用差別問題はしっかり受け止めていきたい。“デカセギ”で日本に来た第一世代と日本で生まれ育った第二世代の間では、置かれている立場に違いがあるのではないか。困難を乗り越えてチャレンジしてほしい」と語っていた。
今後は、第二世代としての要望を取りまとめて、国や自治体に働きかけていくことも重要ではないかと考えている。関係者のみなさん、ご苦労様でした。