日付:2012-09-12 |
いま国民は、期待を裏切った民主党と、その公約違反に手を貸した自公による悪政の下で、政治のゆきづまりを打開する展望がどこにあるかを真剣に模索しています。
東海第二原発(茨城県)の地元で活動する女性の会は、村議会請願や講演会などに取り組んでいます。「マスコミは真実を報道していない」と訴えていました。「いまは定期検査中だけれど、貯蔵プールには燃料棒や使用済み燃料がある。なにかあったら大変なことになる」「首都圏の人たちも東海第2原発の危険性を受け止めてほしい」と真剣に考え、行動しています。
「財界言いなりの政治はどうすれば変えられますか」。「原発ゼロ」をめざすと突き当たる「壁」だといいます。この思いに正面から応えたいと思うのです。
危険なオスプレイ配備・訓練に対して、沖縄県民の島ぐるみのたたかいとともに、米軍機低空飛行訓練ルートとなっている全国各地でも反対運動が広がっています。
米軍機低空飛行訓練「ブルールート」の直下となるのが、群馬県利根沼田5市町村。みなかみ町藤原地区の住民は、日常的に谷筋を飛んでいく米軍機に遭遇しており、保育園の先生は「低く飛んで、音もすごい。怖いと感じるほど」と子供たちのことを心配していました。学校の授業中にも爆音を響かせるので、校長先生は「学校の上はやめてもらいたい」と訴えていました。
ここ数年、米空母艦載機の低空飛行訓練に苦しめられてきた群馬県民にとって、さらにオスプレイの訓練計画などとんでもないことです。
この間、小選挙区予定候補を先頭に、オスプレイの配備・訓練計画の中止を求め、宣伝行動や自治体への申し入れ活動に取り組んでいます。その結果、群馬県や利根沼田5市町村は、国に対し安全性の確認などを求める要望書を提出、反対運動の輪が広がっています。
群馬上空は、日米安保条約にもとづき米軍が管轄する「横田エリア」となっています。米軍が好き勝手に飛行できる空域となっているのが被害の根源です。群馬の空には「安保」が見えます。安保条約をなくして米軍基地被害をなくすたたかいを広げていきたい。
鳩山元首相は「いまや民主党は自民党野田派といわれている」と自嘲するように、民主党は「第二自民党」。二大政党づくりは破たんしました。一方メディアがもてはやす「日本維新の会」は、「日米同盟基軸」「TPP推進」など自民党政治の枠内の政策ばかり。「第三極」どころか「第三自民党」でしかありません。自民党がいくつできても政治は変わりません。米国言いなり、財界中心という古い政治の枠組みを断ち切る大改革をすすめる日本共産党の出番です。