日付:2012-09-13 |
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入園者・自治会の代表と懇談 |
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重監房跡を視察 |
群馬県草津町の国立ハンセン病療養所栗生楽泉園を衆院群馬5区の糸井洋さんとともに、訪ね、入園者と職員不足の問題などについて懇談。
国立ハンセン病療養所では、職員の実数が大幅に減少し、入園者の命に関わる事態になっている。政府は、国家公務員の定数削減方針を理由に抜本的な対策をとっていない。
全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協)は、事態打開のための座り込みなどの実力行使の決議を上げている。
懇談には、入園者自治会の藤田三四郎会長、ハンセン病違憲国家賠償訴訟全国原告団協議会の谺(こだま)雄二会長、同自治会の岸従一常任委員らが出席。職員不足の現状や介護員の多くが身分保障のない賃金職員となっている実情などを聞いた。
この問題では、8月に、超党派の二つの国会議員懇談会が厚労相と面談。政府は「定員が毎年度連続して大幅に減少している状況に歯止めをかける」「期間業務職員(賃金職員を含む)の配置を含め、充実した介護体制を確保する」と回答している。
政府の定数削減方針に対して、やむにやまれぬ思いで立ち上がったみなさんの決意が政府回答を引き出した。これにふさわしい措置をとらせることが大事――と全館放送であいさつ。
納骨堂に献花し、重監房跡地を視察した。