日付:2012-10-14 |
(1)関東エリアの米軍機低空飛行訓練に関して、この間明らかになったことが三つあります。
第一は、C130編隊飛行訓練エリアの存在です。神奈川、東京、山梨、埼玉、群馬、栃木、茨城と、首都圏全域で低空飛行訓練が行われています。
第二は、首都圏上空で軍用機と民間小型機の接触事故の懸念があるということです。米軍横田基地が主催する会議があります。名称は「関東平野空中衝突防止会議」。危険性が高いと自ら認めるものです。自衛隊も入間、下総、宇都宮で「飛行連絡会」などを開催しています。
第三は、防衛省資料「米軍機の飛行に係る苦情等受付状況表」(2007年度以降)の開示です。米軍機の低空飛行の記録が掲載されています。
(2)今後の取り組みについて。オスプレイ配備・訓練、米軍機低空飛行訓練の危険性を告発する取り組みを広げながら、以下の活動を進めていきたいと考えています。
・米軍機の低空飛行ルート(エリア)の情報公開を求める。
・「横田エリア」の問題を明らかにする。
・被害状況の集計や騒音測定器の設置など自治体ぐるみの運動をすすめる。
オスプレイ配備反対、低空飛行訓練反対の一点での共同のたたかいをすすめていきましょう。同時に、国内法の適用除外、横田エリアの存在といった米軍特権の大本にある安保条約をなくすたたかいは、いっそう重要になっています。