日付:2013-04-22 |
「八ツ場ダムを考える1都5県議会議員の会」と市民団体の利根川流域市民委員らと一緒に、埼玉県加須市の利根川堤防工事現場を視察。費用面や効果の点で適切な堤防工事のあり方について調査した。市民団体のメンバーの他に、群馬、埼玉、千葉各県の共産、民主、市民ネットなどの県議が参加した。
国交省の利根川上流河川事務所の案内で、2001年に漏水事故が起きた場所やスーパー堤防(高規格堤防)など利根川右岸の堤防3カ所を視察。
利根川、江戸川では、河川水の堤防外への浸透に対応するためとして、堤防のすそ野を外側に広げるなどの「堤防強化」工事が行われ、事業費は約2700億円を見込んでいる。
参加者からは「約1200戸の家屋の移転を伴うもので、事業費は見込みより大きくなるのではないか」「基礎地盤からの漏水には必ずしも有効ではないのではないか」などの問題点が指摘された。
公共事業の無駄を見直し、維持・管理型事業への転換させていきたい。