日付:2013-04-23 |
在日米軍横田基地(東京・多摩地域の5市1町)所属のC130輸送機が関東平野一帯で低空飛行訓練を行っている問題などで、防衛省から説明を受けた。党東京都福生市議団、埼玉県内の平和委員会の会員ら6人が同席し、実態について明らかにするよう求めた。
米軍は4月21日に、横田基地で第4回関東平野空中衝突防止会議を開催。そのとき参加者に配った資料で、C130輸送機の低空飛行訓練の空域が明らかになった。陸上自衛隊と航空自衛隊も同会議に参加している。
配布資料は、住民団体などの要望が後押しとなって、福生市が米軍横田基地の司令部に情報提供を要求してきたもの。奥富喜一福生市議は「会議当日の配布資料ということで、東京都や周辺自治体は米軍から提供をうけている」と話した。
埼玉県内の平和委員会会員からは「鴻巣市では毎日のように飛んでいる。市街地上空なので危険を感じ不安だ。調査してほしい」「深谷市でも、夜7時、8時になっても飛んでいる」と訴えがあった。
防衛省担当者は、「参加した部隊は配布資料をもらっていない」と述べた。
配布資料は、米軍機の飛行訓練について民間の小型機パイロットに注意を促す内容だ。会議と同じ内容を、(空域下の)住民にもわかるように説明してほしい、と要求。
防衛省担当者は資料を入手し、改めて説明するとした。