日付:2013-08-21 |
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野崎 福島県漁連会長と懇談 |
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いわき市漁協と懇談 |
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相馬双葉漁協と懇談 |
いわき市漁協では、事故に対する国や東電の無責任、不誠実な対応に「このままでは福島の漁業がつぶれてしまう」「収束宣言を撤回し、国の責任で一刻も早い事故の収束を」と声が上がった。
9月からシラスの試験操業を予定していた漁業者は「東電のやっている仕事がいいかげんで腹立たしい。われわれは自分たちの仕事に誇りを持ってやってきた。もっと責任をもってほしい」と・・・。
県漁連の野﨑哲会長は「東電の発表と県のモニタリング検査を判断の基準としてきたが、今回の海洋流出でフェーズ(段階)が変わった。もっと国の関与を明確にして国家的プロジェクトとして(事故収束に)あたってもらいたい」とのべた。
昨年6月に試験操業を開始し、扱う魚種を16種にまで増やしてきた相馬双葉漁協では、「今回の事態は試験操業から本格操業できるか、希望か絶望かの分かれ目となる。10代、20代の若い人たちの希望を失わせたくない」と切実な思いが語られた。
相馬市では、刺し網の中堅漁業者から船を活用した仕事をできるようにしてほしいとの要望を受けた。
みなさんの思いをしっかり受け止め、『収束宣言』を撤回させたい。非常事態の認識の下、これまでの対策を抜本的に見直し、政府の責任で事故を収束させるよう求めていきたい。