日付:2013-08-27 |
「しんぶん赤旗」首都圏版・8月27日付掲載
猛暑続きの8月、首都圏各地で米軍横田基地所属のC130輸送機の編隊飛行訓練の危険な実態が明らかになってきました。19日には、最大7機が連なって首都圏全域を低空飛行し、横田基地上空では物資投下、人員降下、急旋回、タッチアンドゴーを繰り返しました。「桐生タイムス」は「大型飛行機で騒音 桐生市に苦情5件」という見出しで「家全体が振勤した」「5、6機が編隊を組み、驚くほど低空を飛んでいた」との市民の声を報道。人口密集地上空での軍事訓練は許せません。
いまC130訓練飛行に反対する住民運動が広がっています。埼玉県平和委員会作成パンフ『危険がいっぱい!埼玉の空』は、C130の低空飛行訓練を初めて取り上げた冊子であり、とても好評です。19日には各地で監視行動が取り組まれ、埼玉・栃木・群馬だけでも50件近い目撃情報が寄せられました。横田基地における監視行動と合わせ、訓練の実態に迫っています。
住民の要請にこたえた自治体の取り組みも始まっています。横田基地周辺自治体は、米軍主催の「関東平野空中衝突防止会議」資料開示を要求し、米軍は4月の会議資料を初めて自治体に提供しました。C130訓練飛行反対、CV22オスプレイ配備反対の自治体の要請も相次いでいます。群馬県内の首長は、国に対しC130訓練エリアの情報提供を求める姿勢です。
首都に外国軍の基地があるのは日本だけ。横田空域の危険性や大本にある安保条約の問題を語り広げるときです。