日付:2013-08-29 |
欧州議会の産業・研究・エネルギー委員会一行の訪問を経済産業委員会で受けて懇談。
欧州議会委員から「自由貿易協定をどう考えるか」「福島原発事故後の国会議員の取り組みや今後のエネルギー政策について聞きたい」「アベノミクスの評価は」などの質問が出された。
他党の議員もそれぞれの立場から答えていたが、私は「自由貿易協定の評価にあたって重要なのは、今日、多国籍企業の利益と国民・中小企業の利益は一致しなくなっていることだ。多国籍企業の課税逃れが厳しい批判を受けているように、自由貿易協定が国民・中小企業の利益になるかどうかを重視すべきだ」「福島原発事故後、国会では原発事故被災者支援法に取り組んできた。いま深刻な汚染水問題が起こり、経産委員会として閉会中審査を開くよう要求している。原発ゼロこそ日本が進むべき道だ」「国民の所得を増やすのがアベノミクスというが、今後行われるのは消費税増税と労働分野の規制緩和。これでは国民の所得が減少し、結果として税収減、財政健全化を遠ざけるだけだ」と発言。
懇談終了後、欧州議会委員スタッフから「いい指摘だった」との声が寄せられた。