日付:2013-09-12 |
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300トンの汚染水が漏えいしたタンク付近 |
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海側地下水汚染対策現場で広瀬・東電社長(右)とわたし(左) |
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福島県漁業協同組合連合会との意見交換 |
300トン漏れた汚染水タンクは線量高く近づけず。周辺の同型タンクをみると、パッキンが変形して外にはみ出していた。汚染水漏洩箇所は特定できず。もちろん原因もわからない。漏れた汚染水300トンの行方もわからない。これで「コントロール」されているのか?
東電に汚染水の総量はどうなっているか聞くと「総量が何トンあるかわからない」。汚染の最大想定量を踏まえて対策をとっているのかと聞くと「(そのような)対策はとっていない」――安倍首相はこのような実態を「コントロールされている」というのか?
汚染水タンクの移設、増設場所について、5・6機北側の敷地が使えるのではないかと聞くと、東電は「固体廃棄物の保管エリアや廃棄物減容施設などのスペースも必要。全体としてどう使うか検討していく。場合によっては汚染水タンクをつくることも検討しなければならない」と言う。やればできる。
福島県漁連との懇談で野崎県漁連会長は「7月22日の汚染水海洋流出で局面が変わった。今回のが最後となるよう抜本的な対策をとってほしい」と要望。安倍首相の「状況はコントロールされている」という発言について、矢吹いわき市漁協組合長は「何が『コントロールされている』のか、と言いたい」と。
衆院経産委の汚染水問題閉会中審査の日程について。視察の中で経産委員長が「今月中には開きたい」と表明。一方で「9月24日に理事懇を開きたい」と発言。自民・民主と相談したという。これでは早くても9月末になってしまう。私は、委員長らに、直ちに閉会中審査を行うよう申し入れた。