日付:2013-09-26 |
衆院経産委の視察2日目。
九電傘下の長島風力発電所(鹿児島県長島町)は、2400kw×21基(計50400kw)。国内5番目の出力規模。青空に白い風車が勢いよく回っている。風速6m/s程度の風況、地形・風車配置による乱流、建設コスト、系統対策、環境・景観への配慮などの課題がある。
さらに川内原発を視察。非常用電源設備、免震重要棟設置予定地、原子力訓練センターなどを回る。訓練センターでは全交流電源喪失対応訓練の実演。「重大事故でベント実施の場合の訓練は?」と聞くと「ベント設置には猶予がある。この施設では対応していない」。訓練するなら最悪事態の想定を。
川内原発については「カルデラ噴火の危険性があるところに原発は造らない方がいい」「地下200m以下の深い部分の構造把握が不十分」「断層連動の想定が不十分」など指摘されているが、九電副社長は「再稼働を1日も早く」と要望。再稼働だけを急ぐ姿勢は、国民の理解が得られるのか?