日付:2014-03-31 |
中心市街地活性化法案の審議に先だって、衆院経済産業委員会で滋賀県長浜市の視察。豊臣秀吉が最初に築いた城が長浜城。楽市楽座で商人、職人が集まったことが、長浜市の賑わいの始まりだと言います。
ガラス工芸と歴史的な町並み景観を活用したテーマパーク的なまちづくりが年間200万人の観光客を集めています。民間主導のまちづくり会社が地権者と出店希望者の間を調整して空店舗への新規出店を促しました。
商店街に直接関係のない地元事業者が出資し、中心市街地の活性化に尽力しているのはなぜか。コミュニティのシンボルである「曳山祭り」を続けたい、そのためには祭りを支えてきた中心商店街を盛りたてたいという長浜を想う町衆の力があり、町衆の自治が根底にあると言います。これがまちづくりの求心力になっています。「視察に来る人から”真似ができない”とよく言われる」とのこと。
課題としては、やはり後継者問題。また街中居住人口が最盛期の半分になり、生鮮食料品店も少ないなど、中心部の居住環境の改善です。
右下の写真は懇談会場のホテルからの景観。右手に長浜城、左手には琵琶湖が広がっています。懇談会では、藤井勇治市長をはじめ、行政、経済関係者と意見交換しました。