日付:2014-06-09 |
福島第一原発の現地調査。相澤善吾副社長、小森明生フェローから説明聴取。この後、構内の視察。
凍土壁については、トレンチなど埋設物がたくさんあるため、有効性が疑問視されていますが、東電の説明は「埋設物は上部の地層内なので、地質が撹拌されていることはないので大丈夫」「実証試験で有効性が確認された」と。
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凍土遮水壁実証試験現場(写真中央ですわっているのが塩川)その手前の銀色の筒が埋め込まれた凍結管 |
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4号機建屋横の凍土遮水壁工事現場、赤い機器がボーリングの機材 |
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4号機原子炉建屋内、手前が使用済燃料プール、右手奥が格納容器上部 |
凍土壁の工事は高放射線量のエリアになります。遮蔽対策としてコンクリート壁の設置やタングステンシートのカーテンなど行っているということですが、線量が高い場所という作業場所の現況は確認できませんでした。全面マスクをつけるだけでもつらいのに、重い鉛のベスト着用で、これからの酷暑を考えると安全衛生が心配です。
私が「廣瀬社長が約束した賃上げは、現場の労働者に届いていない」と聞くと、相澤副社長は「アンケート調査を行っている。その結果を踏まえて、新しい手を打つ必要があるかもしれない。まだ届いていないでしょうかね」と。現場の労働者に賃上げは届いていないんです。