日付:2014-06-22 |
試薬をかけると、アルカリ性であることを示す紫色に変化 |
酒井ひろあき群馬県議、角田喜和渋川市議、金沢敏東吾妻町議らの案内で、有害物質を含む鉄鋼スラグを路盤材などに使用した現場の調査を行いました。
群馬県渋川市に事業所のある大同特殊鋼(株)の鉄鋼スラグには、環境基準値を超えるフッ素などの有害物質が含まれています。本来産業廃棄物として処理されなければならないのに、公共工事に使われていました。
長野原町の八ツ場ダム建設予定地周辺の盛土造成地には、複数か所で大同特殊鋼の鉄鋼スラグが使われています。すべて国が発注者であり、佐藤建設工業が施工者です。群馬県が発注者となっている土地改良事業でも道路の路盤材として鉄鋼スラグが使用され、露出する状態となっている場所もありました。石灰が含まれるので、試薬を吹き付けると赤紫色になり、鉄鋼スラグだということがすぐにわかります。
佐藤建設工業が施工者となって大同特殊鋼の鉄鋼スラグを路盤材などに使った公共事業は、全て洗いだし、実態調査と有害物質の除去を図るべきです。すでに水資源機構は群馬用水沿いの管理道路に使用した鉄鋼スラグの除去を決めています。早急な対策が必要です。
そもそも環境基準値を大きく超える有害物質を含む産業廃棄物が、資源リサイクルだといって流通すること自体がおかしい!国の責任は重大です。抜本的な改善策を求めていきたい。
参考:酒井ひろあき群馬県議のブログ→大同特殊鋼スラグ問題で現地調査、委員会で追及