【内閣委員会】コロナ死者数過去最大/医療機関への公的支援縮小・廃止やめよ

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを季節性インフルと同じ5類に引き下げることに伴って、政府が医療機関への支援を減らそうとしている問題について「コロナは感染力が高く、死亡者数の多さも際立っている」として、医療提供体制の抜本的強化こそ行えと主張しました。

 私は、コロナの死亡者数について確認。

 厚生労働省は「第4波5617人、第5波2865人、第6波9796人、第7波13522人、第8波21432人」と答えました。

 私は、6波以降、70歳以降の死亡者が9割を占めると指摘し、「この深刻な事態をどう受け止めるのか」と質問。

コロナによる死亡者数(青)と社会福祉施設などの療養数(緑)とクラスター数(橙)<クリックで拡大>

 後藤茂之コロナ対策担当大臣は「大変重く受け止める」と述べるに留まりました。

 私は高齢者施設内の感染者が医療ひっ迫で入院できずに施設内療養となる「留め置き」が、死亡者数の増加につながったと指摘し、「医療機関に入院できない実態がある。政府が必要な手立てを取っていないことが問題だ」と批判。

 5類への移行に伴い、政府が入院・外来の診療報酬の特例加算や、病床確保料の段階的縮小・廃止を計画していることについて「医療機関への公的支援が縮小し、医療の担い手が減るのは明らかだ」と強調し、「高齢者施設、在宅医療の検査・医療支援に重大な危惧が生じる」と主張しました。

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「議事録」