【内閣委員会】高齢者の加齢性難聴支援/補聴器購入補助拡大を

 高齢者の加齢性難聴支援について質問し、高齢者の健康と生活の質を向上させるために、補聴器購入補助制度の拡大などを求めました。

 私は、高齢者は加齢性難聴により社会参加しづらくなり、孤独・孤立の問題を抱えている、また、「高齢者の補聴器使用が認知機能を改善するという研究成果もある」と指摘し、補聴器利用の重要性を説きました。

 小倉将信孤独・孤立対策担当相は、政府の孤独・孤立重点計画で「補聴器等の利用による社会参加の推進について記載している」と答えました。

 私は、加齢性難聴者への補聴器購入補助制度を求める取り組みが全国で広がり、120以上の自治体で、すでに実施していると説明。地方議会では同制度を求める意見書採択が、265の自治体にのぼっていることをあげ、「国の制度として踏み出していくべき」だと主張しました。厚生労働省の斎須朋之審議官は「公費による補助は慎重に検討すべき」だと消極的な姿勢を示しました。

 私は、加齢性難聴者への支援で国が自治体の取り組みを促すことが重要ではないかと質問。小倉担当相は加齢性難聴者が孤独・孤立しない環境づくりが大事だとして、「地方自治体の役割は重要だ。国としても後押ししていく」と答弁しました。

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「議事録」