「米軍機」飛行の苦情が「航空機」騒音に/米軍機の訓練飛行を隠ぺいするもの

 このほど「地方防衛局に寄せられた航空機騒音苦情件数」について、2017年8~12月分の苦情が明らかになりました。
 
 この「地方防衛局に寄せられた航空機騒音苦情件数」は、従来の「米軍機の飛行に係る苦情受付状況表」とは違い、自衛隊機ではない航空機の苦情ということになり、米軍機かどうかの確認は行われていません。米軍機の訓練飛行を隠ぺいするものであり許されません。
 
 少なくとも従来通りの開示を行うよう求めていくものです。米軍機という特定がされない苦情集計表ではありますが、全国的な被害状況の把握という意味もあるので掲載を続けるつもりです。
 
 2017年8~12月分の苦情について、その特徴を紹介します。この期間の苦情件数は、21県127件になります。
 
 内訳は、北海道3、宮城県3、東京都8、埼玉県12、群馬県6、長野県4、栃木県2、神奈川県2、山梨県1、和歌山県1、鳥取県1、島根県23、岡山県1、広島県14、徳島県5、愛媛県1、高知県2、熊本県2、大分県13、宮崎県2、鹿児島県21です。