被災実態を把握し、被災者支援に全力を/大雨被害の埼玉・越谷市で調査

 大雨被害の調査に越谷市へ。床上浸水の被災者は「夜中にトイレに起きたら一階が水浸し。片付けが間に合わない。車もだめかも」。工務店の作業場が浸水し「フォークリフトの修理に300万円かかる」。

 堤防未整備の箇所では土嚢を積んで急場をしのいでいました。過去、繰り返し被害に遭っています。

 記録的な豪雨となった越谷市ですが、いまだに住家の被害状況が明らかになっていません。被災実態を把握し、被災者支援に全力をあげるときです。

 災害ゴミの処分、被災住宅や被災事業者への支援、堤防やボンプ場などのハード対策の検証と対策の具体化を求めていきたい。

 

 

 

 

 


被災者の要望行政へ/豪雨被害塩川議員・梅村比例予定候補ら調査/埼玉・越谷

「しんぶん赤旗」6月6日・首都圏版より

 2日から3日にかけて降り続いた豪雨の被害について、日本共産党の塩川鉄也衆院議員と梅村さえこ衆院北関東比例予定候補、城下のり子、伊藤はつみ両県議は4日、工藤秀次市議の案内で埼玉県越谷市の状況を調査しました。

 同市では床上浸水500件、床下浸水2400件(4日時点、いずれも概数)の被害が生じています。

 同市大杉の型枠材の会社では、雨水を河川に排水しきれず、人の股下の高さまで浸水。フォークリフトが冠水しました。同社では以前にも冠水で損害が生じており、「民間業者への支援もほしい」などの要望が寄せられました。

 東町の中川と元荒川の合流部の未堤防部分では、市が前夜に土のうを積み上げて越水に備えました。近所の男性は、土のうのおかげで浸水は免れたと言い、「できるだけ早く堤防を完成させてほしい」と話しました。

 宮本町の低地部分、床上浸水した住宅では、住民が片付けに追われていました。「天災はどうしようもない」と、疲れた表情を浮かべました。ほかの住民からも次々と支援を求める声が寄せられました。

 塩川氏らは「被災者の負担を減らすため、要望をつぶさに行政に届けよう」と話し合いました。