保険証存続を/国会前緊急行動で国会報告

 保険証廃止撤回求める国会前緊急行動。

 マイナンバーのトラブル次々。特に他人の医療情報閲覧に加えて、マイナ保険証のエラーで無保険扱いになって10割負担。

 命に関わる大問題。保険証を廃止して国民皆保険制度を掘り崩すもの。

 保険証を人質にカード取得を強制した岸田首相の責任は重大。保険証存続を!


マイナカード強制するな/議員会館前で抗議/保険証廃止は国民皆保険壊す

「しんぶん赤旗」7月6日・13面より

 「マイナ保険証」への別人の医療情報の誤登録などマイナンバーカードをめぐる相次ぐトラブルをうけ、国会で閉会中審査が開かれた5日、衆院第2議員会館前で市民団体が抗議集会を開きました。約100人が参加。「保険証廃止を撤回せよ」「マイナカード強制するな」「国民皆保険制度守れ」などとコールしました。

 マイナンバー制度反対連絡会の原英彦事務局長は、「与党が閉会中審査に応ぜざるを得ないことからもわかるように、それだけ問題が山積している」と批判。保険証廃止は国民皆保険制度そのものの破壊であるとし、「今やるべきなのは保険証廃止の撤回と、マイナカードの強制をやめることだ。法律はできても声を上げ続けよう」と呼びかけました。

 全国労働組合総連合(全労連)の小畑雅子議長は、4日夕方から始まった「#保険証の廃止は困ります」ツイッターデモにふれ、「すぐにトレンドになったのは国民の怒りや懸念、不安の声が広がっているからだ」と強調。マイナカード強制と保険証廃止によって「医療を適切に受けられなくなる。政府が果たすべき役割は国民の命を守ることではないのか」と訴えました。

 「トラブルが多すぎる状況をみると、作らなくて良かった」と話すのは、東京都狛江市から参加した76歳の女性です。「日本はデジタル化が遅れているけど、マイナカードの強制はやめてほしい」と語りました。

 東京高齢期運動連絡会事務局長を務める男性(75)=埼玉県狭山市=は、「一人暮らしの高齢者や認知症の患者において、マイナンバーカードのパスワードや更新などで、必ずトラブルがおきる」と懸念を示しました。

 東京都八王子市から参加した男性(57)は、「もともとマイナカードは強制ではなかった。こんなことを他のことでもやられたら、われわれの権利が失われる」と語りました。

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員があいさつしました。